mobiconnectは段階的に新しいUI(ユーザーインターフェース)バージョン3に移行しています。
2023年1月15日リリースのmobiconnect31.9にて、アプリの自動配信機能が変更されます。
目次
1.アプリの自動配信とは・新機能について
2.切り替えの対象
3.アプリの自動配信設定への切り替え手順
4.UIv3モードに変更後のグループ設定の表示について
5.アプリの自動配信設定のUIv3モードへの切り替えチャート
1.アプリの自動配信とは・新機能について
これまでのアプリの自動配信は、グループに設定する遠隔監視ポリシーの必須リストと各種のグループ設定を利用して自動配信を行っていました。
この機能が「アプリの自動配信設定」として独立します。
以下の機能が利用可能です。
自動配信リストでの管理・リストごとの自動更新の設定
従来の「必須リスト」と同様に、「自動配信リスト」に登録したアプリの自動配信が行えます。このリストは各グループに複数作成でき、作成したすべてのリスト内のアプリが自動配信可能です。
「アプリの自動更新」などのオプション設定も、自動配信リストごとに設定できます。
自動配信設定の簡略化
「アプリの自動配信設定」のみ独立した機能となるため、各グループの監視ポリシー等の設定が不要になります。
また、自動配信リストごとに配信範囲(同一グループもしくは配下のグループにも配信するか)を設定できるため、各グループに自動配信リストを作成する必要がありません。
Managed App Configurationの自動配信・自動更新時の適用に対応
アプリの自動配信時に、Managed App Configurationを適用することが可能になります。
また、自動更新の際にManaged App Configurationを適用する・しないの選択も可能なため、新規インストール時のみManaged App Configurationを適用する、という運用も可能です。
複数のVPPトークンの自動配信に対応
「自動配信リスト」は、各リストごとにVPPトークンを指定して作成します。
そのため、上位グループ・下位グループで異なるVPPトークンを利用している場合でも、各VPPトークンを指定した「自動配信リスト」をそれぞれ作成することで、各VPPトークンのアプリが自動配信できます。
スケジュールによる自動配信に対応
アプリの自動配信のみのスケジュールが設定でき、「毎日〇時」や「毎週の〇曜日〇時」といったスケジュールでの自動配信が可能になります。
特定の曜日のみ自動配信を除外する事もできます。
カスタムApp(カスタムB2Bアプリ)の自動更新に対応
従来の自動配信では行えなかった、カスタムAppの自動更新に対応します。
2.切り替えの対象
以下の環境で利用していた場合には切り替えの対象となります。
また、「mobiApps」>「アプリの自動配信設定」によるアプリの自動配信と、従来の監視ポリシーの必須リストを利用したアプリの自動配信(UIv2モードの自動配信)には互換性がありません。そのため、「mobiApps」>「アプリの自動配信設定」でアプリの自動配信を行うには、あらためて自動配信するアプリのリスト作成等を行う必要があります。
今回の仕様変更は、すでに配信済みのアプリに影響はありません。
【切り替えの対象】
- mobiAppsオプションをご契約で、管理画面をUIバージョン2からUIバージョン3に切り替える場合
- mobiAppsオプションをご契約で、2023年1⽉15⽇のメンテナンス以前にUIバージョン3でアプリの自動配信を利⽤していた場合
▼管理画面UIバージョンについて
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/900000068726
3.アプリの自動配信設定への切り替え手順
【重要】
※アプリの自動配信でVPPアプリを配信する場合、以下手順の前にVPPトークンの移行が必要です。
※アプリの自動配信でApp Storeアプリを配信する場合、以下手順の前にApp Storeアプリの移行が必要です。
1.自動配信リストを作成する
2.スケジュールを設定する
自動配信のスケジュールとは >>
自動配信のスケジュールを作成する >>
3.動作モードを「UIv3モード」に変更する
※この手順はルート管理者(administrator)でのみ操作可能です。
- 「アカウント設定>アカウント情報」をクリックします。
- 「編集」ボタンをクリックします。
- アプリの自動配信設定の「UIv3モード」を選択します。
- 「更新」ボタンをクリックします。
- メッセージが表示され、動作モードの更新が完了しました。
4.アプリの自動配信設定を編集・閲覧する管理者に、管理者権限を付与する
アプリの自動配信設定を編集・閲覧するには、管理者権限が必要です。
各管理者に必要な権限を付与してください。
- サイドナビの「アカウント設定」>「サービス利用権限管理」を選択します。
- 編集したいサービス利用権限が登録されているグループを選択します。
- 編集したいサービス利用権限名をクリックします。
- 「サービス利用権限詳細」画面が表示されるので、「編集」ボタンをクリックします。
- サービス利用権限の内容を編集し、必要な権限を付与します。
- 「更新」ボタンをクリックします。
- 元の画面に戻り、更新完了のメッセージが表示されます。
4.UIv3モードに変更後のグループ設定の表示について
アプリの自動配信設定の動作モードをUIv3モードに変更すると、監視ポリシーの必須リストとグループ設定を組み合わせて行う従来のアプリの自動配信は行われなくなります。
そのため、グループ設定内の「アプリケーションの自動配信設定」「アプリケーションの自動更新」の2つの項目は「この機能は利用できない設定状態です」と表示されます。
UIv3モードでの自動配信設定は、「詳細」をクリックすることで自動配信可否が表示されます。また、このポップアップ画面からアプリの自動配信設定を開くことや、プレビュー画面を表示することも可能です。
5.アプリの自動配信設定のUIv3モードへの切り替えチャート
動作モードは、各アカウントで共通です。(ルート管理者が動作モードを変更すると、全管理者の動作モードがUIv3モードになります。) 複数のグループや複数の管理者で利用している場合、UIバージョン3への切り替えにあたっては他の管理者や上位管理者へ確認が必要になります。 切り替えに関して検討中の場合は、ご自身の利用環境に当てはめてご確認ください。
■パターンA
アプリの自動配信のUIv3モード切り替え作業を実施します。
アプリの自動配信のUIv3モードへの切り替え手順 >>
■パターンB
1. UIバージョンを変更する。
UIバージョン切り替え手順 >>
2. VPPトークンを移行する。
VPPトークンの移行 >>
3.アプリの自動配信のUIv3モード切り替え作業を実施します。
アプリの自動配信のUIv3モードへの切り替え手順 >>
■パターンC
1. 利用するUIバージョンを決定してください。
2. パターンA・Bで適応する対応を実施してください。