iOS端末をApple MDM登録(DEP端末/Apple Configurator/Safariを利用)したあとに、Hybrid MDM登録する場合の手順について説明します。
1. MobiConnect MDM Agentアプリをインストール
2. 端末登録の実行
3. デフォルトアカウントの変更
【補足事項】盗難デバイスの保護機能を有効にしている端末について |
iOS17.3で追加された盗難デバイスの保護機能を有効にしている端末では、ダウンロードしたIVI MDMプロファイルをインストールすることができません。そのため、アクティベーションの際は、一時的に盗難デバイスの保護機能を無効にしてください。 |
1. MobiConnect MDM Agentアプリをインストール
App Storeより、mobiconnectのクライアントアプリをインストールします。 または、VPPアプリやApp Storeアプリとして、mobiAppsから配信することも可能です。
※App Storeから⼿動でインストールする場合、App Storeアプリとして配信する場合にはApple IDが必要です。
- ホーム画⾯の「App Store」をタップして起動します。
- 「サインイン」をタップします。
- すでにApple IDがある場合は「既存のApple IDを使⽤」をタップします。 Apple IDを新たに作成する場合は「Apple IDを新規作成」をタップします。 ※すでにサインインしている場合はサインインは不要です。
- “mobiconnect”で検索し、「MobiConnect MDM Agent」にて「⼊⼿」→「インストール」をタップして インストールします。
- ホーム画⾯にmobiconnectのクライアントアプリが追加されていることを確認します。
2. 端末登録の実行
【注意事項】 初回起動時の設定 |
クライアントアプリを起動後、iOS/iPadOS14以降の端末は、位置情報の利⽤の許可のポップアップが下記のように表⽰されます。
下記のポップアップが表⽰される場合は「OK」または「許可」をタップしてください。
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- ホーム画⾯にてmobiconnectクライアントアプリをタップして起動します。
- 端末登録⽤認証情報を⼊⼒し、「登録」ボタンをタップします。
※端末登録用認証情報の設定方法についてはこちらの記事をご確認ください。
以降の⼿順は、iOS12.2/iPadOS13.1以降の端末の⼿順となります。
iOS12.2未満の端末は「【補⾜事項】iOS12.2未満の端末へのプロファイルのインストールについて」を ご参照ください。 - プロファイルをインストールする際に、「許可」ボタンをタップすることでSafariでプロファイルがダウン ロードされます。
- プロファイルがダウンロードされたメッセージで「閉じる」をタップ
- 設定アプリから「⼀般」をタップ またはSafariの画⾯の「設定アプリへ」のリンクをタップしても、設定アプリが開きます。
- 「プロファイル」または「プロファイルとデバイス管理」をタップ ※「プロファイルとモバイルデバイス管理」は「モバイルデバイス管理」と表⽰される場合があります。
- ダウンロード済みプロファイルの「Profile Service」をタップ (ここで表⽰されるダウンロード済みのプロファイルは、ダウンロードから8分経過すると⾃動で削除され ます)
- 右上の「インストール」をタップして、画⾯に従ってプロファイルのインストールします 画⾯ロックのパスコードが設定されている場合、インストール時に⼊⼒が求められます
- 右上の「インストール」をタップします。
- 「インストール」をタップします。
- 右上の「インストール」をタップします
- リモート管理のダイアログにて「信頼」をタップします。 警告とともに、確認メッセージが表⽰された場合は、「インストール」をタップします。
- IVI MDMプロファイルのインストールが完了したら「完了」ボタンをタップします。
以降の⼿順は、iOS/iPadOS14以降の端末、またはiOS/iPadOS14未満の端末でクライアントアプリ初回起動時に 位置情報の利⽤の許可のポップアップで「許可」に設定できなかった場合に実施する⼿順となります。 該当しない場合は、 設定アプリを終了してください。 - 「プロファイルとデバイス管理」の画⾯が表⽰されるので、左上の「⼀般」をクリックします。
- 左上の「設定」をクリックします。
- 「プライバシー」をクリックします。
- 「位置情報サービス」をクリックします。
- 「位置情報サービス」がオフの場合は、タップしてオンにします。
- 「MobiConnect」をタップします。
- 「位置情報の利⽤を許可」の「常に」をタップします。
- 設定アプリを終了します。
2018年12月より以前にご利用を開始されたお客様はデフォルトアカウントの変更を実施してください。
【補足事項】iOS12.2未満の端末へのプロファイルのインストールについて |
iOS12.2未満の端末の場合、プロファイルがダウンロードされると⾃動でインストール画⾯へ遷移します。 画⾯の指⽰に従ってインストールしてください。 |
【補足事項】 エラーメッセージの対応方法 |
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インストールされるプロファイルについて
Hybrid MDMでは、2つのプロファイルがインストールされます。
端末側「設定」>「一般」>「プロファイルとデバイス管理」にてご確認いただけます。
「モバイルデバイス管理」にインストールされているプロファイルは「Apple MDMプロファイル」です。
端末側にて削除可能なプロファイルとなります。
「構成プロファイル」にインストールされているプロファイルは「IVI MDMプロファイル」です。
端末側にて削除不可能なプロファイルとなります。
「IVI MDMプロファイル」を削除する場合、インアクティベーションを実施し、削除用プロファイルを
上書きインストールする必要があります。
3. デフォルトアカウントの変更
※2018年12月以降にmobiconnectを利用開始されたお客様は、本手順の実施は不要です。
2018年12月より以前にご利用を開始されたお客様は、Hybrid MDM登録とプロファイルのインストールが完了すると、「メール/連絡先/カレンダー」に、「IVI ActiveSync Gateway Server」のアカウントが追加されます。
このアカウントは、管理画面より遠隔初期化を実行した際にのみ使用するアカウントとなるため、
連絡先やカレンダー、メモ、リマインダーに情報を保存することができません。
保存した場合、遠隔設定の適用時などアカウント情報の更新やサーバーと通信するタイミングにて
全ての情報が削除されますので、ご注意ください。
そのため、下記手順にてデフォルトアカウントをIVI ActiveSync Gateway Server以外のアカウントへ変更してください。
【設定手順】
「設定」の「利用する項目のデフォルトアカウント」を、IVI ActiveSync Gateway Server以外に変更します。
・連絡先 ・メール ・カレンダー ・リマインダー ・メモ
デフォルトアカウントを選択、または変更できない項目は、IVI ActiveSync Gateway Serverのアカウント情報の画面にて、該当の項目を1つだけオンのまま残し、他の項目はオフにします。
※全ての項目をオフにすると、遠隔初期化が端末側で実行されません。必ずいずれか1つ以上をオンにしてください