最終更新日:2019/03/26
iOS端末をApple MDM登録したあとに、Hybrid MDM登録する場合の手順について説明します。
手順
① MobiConnect MDM Agentアプリをインストール
② 端末登録の実行
③ プロファイルのインストール
④ デフォルトアカウントの変更
① MobiConnect MDM Agentアプリをインストール
1.該当端末でApp Storeへアクセスする
(1) 該当端末で「App Store」アイコンをタップし、App Storeへ接続します。
※接続できない場合、通信環境をご確認ください。
(2) 画面右上の人型のアイコンをタップします。
(3) 該当端末でご利用いただく、AppleID・パスワードを入力して「サインイン」をタップします。
※Apple IDでサインイン済みの場合は(2)(3)は不要です
【補足事項】 MobiConnect MDM Agentのインストール方法について |
MobiConnect MDM Agentアプリは、App Storeに無償で公開していますので、VPPアプリで購入し、ライセンスを割り当ててVPPアプリとして配信することが可能です。 VPPアプリとして配信する際に、ライセンスをデバイスベース(シリアル番号)に割り当てると、端末側でApple IDを使用せずに運用することが可能です。 ※VPPの利用には、Apple社への申請、登録が必要となります。 |
2.MobiConnect MDM Agentアプリをインストールする
(1) 検索窓にて、「mobiconnect」を入力し、検索を行います。
(2) 「MobiConnect MDM Agent」より、「入手」をタップし、「インストール」を押下します。
(3) 「MobiConnect」アプリがインストールされたことを確認します。
② 端末登録の実行
MobiConnect MDM Agentアプリの起動と端末登録
(1) 「MobiConnect」をタップしてアプリを起動します
(2) 管理画面にて設定した端末登録用認証情報を入力します。
・アカウントID
・端末登録用ユーザーID
・端末登録用パスワード
・所有者名
所有者名は、後述する管理画面に表示され、管理画面上から端末を特定する際にご利用いただけます。
端末ご利用者様の氏名、部署名、役職名、など自由に設定できます。
※端末登録用認証情報の設定方法についてはこちらの記事をご確認ください。
【注意事項】 初回起動時の設定 |
「”MobiConnect”は現在の位置情報を利用します。よろしいですか。」 「”MobiConnect”はあなたにプッシュ通知を送信します。よろしいですか?」 のポップアップが表示されたら、それぞれ「OK」をタップしてください。 ![]() |
【補足事項】 エラーメッセージの対応方法 |
|
③ プロファイルのインストール
端末登録用認証情報を入力し、登録ボタンをタップすると、プロファイルのインストール画面へ遷移します。
OSのバージョンで手順が異なります。
<iOS12.2以降の端末>
- プロファイルをインストールする際に、Safariでプロファイルがダウンロードされます
ここで従来は「許可」をタップすると、ダウンロードしたプロファイルをインストールする
設定画面が表示されていましたが、iOS12.2以降では設定画面に遷移しません - プロファイルがダウンロードされたメッセージで「閉じる」をタップ
- 設定アプリから「一般」をタップ
またはSafariの画面の「設定アプリへ」のリンクをタップしても、設定アプリが開きます
- 「プロファイル」または「プロファイルとデバイス管理」をタップ
- ダウンロード済みプロファイルの「Profile Service」をタップ
(ここで表示されるダウンロード済みのプロファイルは、ダウンロードから8分経過すると自動で削除されます) - 右上の「インストール」をタップして、画面に従ってプロファイルのインストールします
画面ロックのパスコードが設定されている場合、インストール時に入力が求められます
<iOS12.2未満の端末>
(1) 全て「インストール」ボタンをタップします
(2) インストール完了画面が表示されたら、画面右上の「完了」ボタンをタップします
※ローカルパスワードを設定している端末の場合、プロファイルのインストール時に
パスワードの入力画面が表示されますので、現在設定されているパスワードを入力し、
インストールを続行してください。
【補足事項】 エラーメッセージの対応方法 |
|
(4) プロファイルのインストールが終了すると、PUSH通知を受信します。
PUSH通知、またはMobiConnectをタップし、クライアントアプリを起動します。
(5) アプリケーションの画面を確認し、「端末情報を送信しました」と表示されていることを確認します。
※クライアントアプリの通知が表示されたあと、すぐに消えた場合は、クライアントアプリを起動する前に取得が完了しております。
※iOSの仕様変更により、管理画面のジョブ履歴では端末基本情報取得のステータスが端末エラーになりますが、
Apple MDMで情報が取得されますので、動作上の問題はありません。
④ デフォルトアカウントの変更
2018年12月より以前にご利用を開始されたお客様は、Hybrid MDM登録とプロファイルのインストールが完了すると、
「メール/連絡先/カレンダー」に、「IVI ActiveSync Gateway Server」のアカウントが追加されます。
※2018年12月以降にご利用を開始されたお客様には追加されませんので、本手順の実施は不要です。
本アカウントは、管理画面より遠隔初期化を実行した際にのみ使用するアカウントとなるため、
連絡先やカレンダー、メモ、リマインダーに情報を保存することができません。
保存した場合、遠隔設定の適用時などアカウント情報の更新やサーバーと通信するタイミングにて
全ての情報が削除されますので、ご注意ください。
そのため、下記手順にてデフォルトアカウントをIVI ActiveSync Gateway Server以外のアカウントへと
変更してください。
(1) 「設定」にて、利用する項目のデフォルトアカウントを、IVI ActiveSync Gateway Server以外に選択します
・連絡先 ・メール ・カレンダー ・リマインダー ・メモ
デフォルトアカウントを選択、または変更できない項目は、IVI ActiveSync Gateway Serverの
アカウント情報の画面にて、該当の項目をオフにします。
※全ての項目をオフにすると、遠隔初期化が端末側で実行されません。
必ずいずれか1つ以上をオンにしてください。
インストールされるプロファイルについて
Hybrid MDMでは、2つのプロファイルがインストールされます。
端末側「設定」>「一般」>「プロファイルとデバイス管理」にてご確認いただけます。
「モバイルデバイス管理」にインストールされているプロファイルは「Apple MDMプロファイル」です。
端末側にて削除可能なプロファイルとなります。
「構成プロファイル」にインストールされているプロファイルは「IVI MDMプロファイル」です。
端末側にて削除不可能なプロファイルとなります。
「IVI MDMプロファイル」を削除する場合、インアクティベーションを実施し、削除用プロファイルを
上書きインストールする必要があります。