mobiconnectは段階的に新しいUI(ユーザーインターフェース)バージョン3に移行しています。
2021年9月20日にリリースのmobiconnect31.7では、VPPアプリに関連する機能が変更されました。
UIバージョン2とUIバージョン3ではデータ設計が異なるため、UIバージョン2で登録したVPPトークンをUIバージョン3で利用するには、VPPトークンを移行する必要があります。
今回のUIバージョンの仕様変更は、すでに配信済みのVPPアプリには影響はありません。
対象となるVPPトークンは下記です。
- UIバージョン2で登録されたVPPトークン
- 2021年9月20日のサーバーメンテナンス以前にUIバージョン3で登録されたVPPトークン
※2021年9月20日以前にUIバージョン3をご利用いただいていた場合も対象です。2021年9月20日以前のUIバージョン3のVPPアプリ関連の機能は、UIバージョン2の仕様のためです。
仕様の詳細については、下記サイトをご確認ください。
UIバージョン3におけるmobiAppsの変更点について >>
VPPトークンの移行に関する注意事項・手順 >>
目次
動画で解説:VPPトークン移行について
1.VPPトークン移行の判断
2.VPPトークンの移行手順
3.ライセンスの共有
4.VPPトークンの移行時のトラブル
5.VPPトークン移行後のUIバージョン別の動作
動画で解説:VPPトークン移行について
動画内目次
①VPPトークン移行の対象可否
1. mobiApps画面のUIバージョン3対応について【秒数00:28】
2. UIバージョン利用状況による、VPPトークン移行作業対象可否について【秒数01:45】
3. 移行可能、移行不可なVPPトークンについて【秒数02:29】
②VPPトークンを移行する時の注意点
1. VPPトークンが移行できる条件【秒数04:19】
③VPPトークン移行の手順
1. UIバージョンを2から3へ変更する手順【秒数06:28】
2. VPPトークンをUIバージョン3へ移行する手順【秒数07:38】
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1.VPPトークン移行の判断
VPPトークンの移行については、ご利用環境により対応が異なります。ご利用環境を確認の上、対応してください。
アカウント内の管理者全員がUIバージョン2を利用し続ける場合
各グループの管理者が同一(同じロケーション)のVPPトークンを利用している場合
各グループの管理者が各々(各ロケーション)のVPPトークンを利用している場合
今までVPPアプリを利用していない場合
今回のUIの刷新に際して、対応いただくことはありません。
今後VPP機能をご利用いただく場合は、UIバージョン3にてご対応ください。
アカウント内の管理者全員がUIバージョン2を利用し続ける場合
UIバージョン2の機能はそのまま継続されるため、UIバージョン2をご利用継続される場合は、
今回のUIの刷新に際して、対応いただくことはありません。
各グループの管理者が同一(同じロケーション)のVPPトークンを利用している場合
①最上位グループでのVPPトークンの移行
②ライセンス共有(複数のグループで同一のVPPトークンを参照している場合)
UIバージョン3でVPP機能を利用するためには、VPPトークンを移行する必要があります。
複数のグループで同一のVPPトークンを参照している場合、最上位のグループでVPPトークンを移行します。またその移行したVPPトークンを下位グループにライセンス共有をすることにより、下位グループの管理者でもVPPアプリの配信が可能になり、全ての共有先でVPPユーザーやライセンス割り当て情報が閲覧可能になります。
例:教育委員会(または保守業者)が購入したライセンスで管轄の各学校の端末にインストールし、アプリのアップデートの運用は各学校の管理者に移譲するというケース
最上位でVPPトークンを移行せずに、下位グループでVPPトークンを移行した場合、ライセンス共有が他グループにできなくなります。ライセンス共有は、上位グループ、並列のグループにはできません。
UIバージョン3でVPPトークンを移行や新規登録して、同一のVPPトークンをUIバージョン2で参照する場合、一部対応できない機能が出てきます。
各グループの管理者が各々(各ロケーション)のVPPトークンを利用している場合
①各グループでのVPPトークンの移行
UIバージョン3でVPP機能を利用するためには、VPPトークンを移行する必要があります。
UIバージョン2を継続して利用する場合は、VPPトークンを移行する必要はありません。同じアカウント内に、移行したVPPトークンと移行していないVPPトークンが混在しても問題はありません。
UIバージョン3でVPPトークンを移行や新規登録して、同一のVPPトークンをUIバージョン2で参照する場合、一部対応できない機能が出てきます。
アカウント内のVPPトークンの運用状況が不明な場合
アカウントの管理者様へ一度ご相談ください。
2.VPPトークンの移行手順
3.ライセンスの共有
動画内目次
①ライセンスの共有とは?
1. ライセンスの共有を利用するシーンと、ライセンスの共有の仕組み【秒数00:25】
2. ライセンスの共有が実行できる条件【秒数01:56】
②ライセンスの共有手順
1. 管理画面をUIバージョン2から3へ変更する手順 【秒数02:53】
2. ライセンスの共有を行う手順【秒数04:30】
※音声が流れます
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ライセンス共有概要
複数のグループに同⼀のVPPトークンを登録することはできません。複数のグループで同⼀のVPPトークンを参照 する場合は、上位グループにVPPトークンを登録し、下位グループにライセンス共有を実施することにより、全 ての共有先でVPPユーザーやライセンス割り当て情報が閲覧可能になります。
【ライセンス共有条件】
以下の条件を満たしている場合、ライセンスを共有することが可能です。
- 共有元のVPPトークンが紐づくグループと共有先のグループが同⼀ではないこと。
- 共有先のグループは、共有元のVPPトークンの紐づくグループの下位グループであること。
- 他のVPPトークンから共有されたVPPトークンではないこと。
※ 同⼀のアカウント内で管理者が異なる複数のグループが存在する場合、VPPトークンは共⽤せず、ASMまたは ABMの管理画⾯でそれぞれ場所(ロケーション)を作成し、VPPトークンをダウンロードして各グループに登録 することが推奨される運⽤⽅法になります。
ライセンスを共有した場合、共有元、共有先の全てのグループにて、VPPトークンに登録されたVPPユーザー名や メールアドレス、シリアル番号等の情報が閲覧可能になります。
ライセンス共有手順
- サイドナビの「外部サービス連携」>「VPPトークン」を選択します。
- ライセンスを共有するVPPトークンが登録されているグループを選択します。
- ライセンスを共有するVPPトークンの「…」ボタンををクリックします。
- 「ライセンス共有の作成」をクリックします。
- ライセンスを共有するグループを選択します。
- 「OK」ボタンをクリックします。
-
ライセンス共有処理開始のメッセージが表⽰されます。
【補足事項】 ライセンスの共有を表すアイコンについて ライセンスを共有しているVPPトークンには、VPPトークン名の左側にアイコンが表⽰されます。
共有元のVPPトークンの場合
共有先のVPPトークンの場合
4.VPPトークンの移行時のトラブル
VPPトークンを移行できない場合は、下記原因と対応を確認してください。
管理画面UIバージョン3で、「VPPアプリとブック」の画面でアプリ配信ができる場合
「VPPトークンを移行」をクリックすると「VPPトークンが見つかりません」と表示される場合
「VPPトークンを移行できません 同じサーバトークンが既に登録済み」と表示される場合
「サービス利用権限で操作を禁止されています。」と表示される場合
管理画面UIバージョン3で、「VPPアプリとブック」の画面でアプリ配信ができる場合
VPPトークンの移行が問題なく完了している状態です。そのままご利用ください。
「VPPトークンを移行」をクリックすると「VPPトークンが見つかりません」と表示される場合
VPPトークンがグループに登録されていない状態です。UIバージョン3でVPPトークンを新規登録してください。
「VPPトークンを移行できません 同じサーバトークンが既に登録済み」と表示される場合
同じVPPトークンが既にUIバージョン3に登録済みです。 UIバージョン3では、同じVPPトークンの複数登録ができなくなりました。対象のVPPトークンの状態を確認し、対応してください。
対象VPPトークンの状態 | 対処方法 |
---|---|
上位グループで移行済み |
ライセンス共有を行ってください。 |
下位グループ、並列グループで移行済み
|
対象グループにはライセンス共有ができません。対象グループで、そのVPPトークンを利用したい場合は、他グループで移行されたVPPトークンを一度削除し、新規で登録し直す必要があります。 |
どのグループで移行済みかわからない |
アカウントの管理者様へご相談ください。 |
「サービス利用権限で操作を禁止されています。」と表示される場合
サービス利用権限が付与されていません。 管理画面にログインしているユーザーIDに、本機能に関するサービス利用権限が付与されていない可能性があります。 利用権限については、管理者様にご確認ください。
5.VPPトークン移行後のUIバージョン別の動作
VPPトークンおよびVPPアプリ・ブックは、UIバージョン2で作成されたデータとUIバージョン3で作成されたデータに互換性がありません。同アカウント内でユーザーID毎に、異なるUIバージョンをご利用いただいている場合は、ご注意いただきますようお願いいたいます。
2. VPPトークン移行後の各UIバージョンでの表示・操作について >>
移行対象のVPPトークンを参照した場合の、移行前後でのUIバージョン別の動作は下記を確認してください。
今回のUIバージョンの仕様変更は、すでに配信済みのVPPアプリには影響はありません。
【移行対象VPPトークンを参照した場合のUIバージョン別の動作】 | VPPトークン移行前 | VPPトークン移行後 | ||
UIv2利用 | UIv3利用 | UIv2利用 | UIv3利用 | |
VPPトークンの更新 | ○ | × | × | ○ |
購入したVPPアプリをmobiに登録(同期) | ○ | × | ○ | ○ |
シリアル番号にライセンス割当 | ○ | × | ○ | ○ |
VPPユーザーにライセンス割当 | ○ | × | ○ | ○ |
VPPアプリ、ブックの配信 | ○ | × | ○ | ○ |
インストール済みVPPアプリの遠隔削除 | ○ | × | ○ | ○ |
シリアル番号からライセンスの回収 | ○ | × | ○ | ○ |
設定済みVPPライセンスの自動割当 | ○ | ○ | ○※1 | ○ |
VPPライセンスの自動割当の新規設定/変更 | ○ | ○ | ○ | ○ |
監視ポリシーを利用したVPPアプリの自動配信 | ○ | ○※2 | ○ | ○※2 |
mobiAppsオンデマンド | ○ | ○※2 | ○ | ○※3 |
※1 UIバージョン2で設定されたライセンスの自動割当の設定は残ります。
※2 監視ポリシーを利用したVPPアプリの自動配信(UIv2モードのアプリ自動配信)、mobiAppsオンデマンド(UIv2モード)でのライセンス割り当ては、引き続きライセンス自動割当の設定を参照します。
※3 本記事内のVPPトークンの移行のみ行った場合は※2と同じ動作です。mobiAppsオンデマンドのUIバージョン3への切り替えを実施している場合は、VPPトークン移行後のUIv3のmobiAppsオンデマンドではライセンス自動割当を参照しません。