Android端末の、基本的な運用開始までの流れをご説明します。
本手順では、Device Owner (Android Enterprise対応)方式の導入の流れを説明します。
Device Admin(従来版)方式は、OSの仕様により、Android10以降の端末では利用できないため、新規導入ではDevice Owner (Android Enterprise対応)方式を推奨いたします。
Device Admin(従来版)方式の導入手順は操作マニュアルをご参照ください。
目次
1. 端末の制御方式と利用するAndroid EMM設定を選ぶ
2. 作成するグループを決める
3. 環境設定から端末登録まで(導入の流れ)
1. 端末の制御方式と利用するAndroid EMM設定を選ぶ
以下の2つの設定を選択します。
1.1. 端末の制御方式を選ぶ
Android端末は、基本的にDevice Owner (Android Enterprise対応)方式という管理方式で端末を登録します。
このDevice Owner(Android Enterprise対応)方式には、「モバイルデータ通信」方式もしくは「Wi-Fi」方式の2種類の端末の制御方式があります。どちらの制御方式で登録するか決めておきましょう。
制御方式 | 端末登録時の操作 | 注意点 |
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あらかじめmobiconnect管理画面に端末を登録し、アクティベーション要求を行ってから端末本体側の操作で端末を登録します。 |
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端末本体から登録を行います。 |
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1.2. Android EMM設定を選ぶ
Device Owner (Android Enterprise対応)方式で端末を登録する際は、グループの設定にAndroid EMM設定を行う必要があります。
このAndroid EMMに設定は、「Googleアカウント」もしくは「Google Playアカウント」のどちらかを登録します。以下を確認し、どちらを登録するか決めましょう。
2. 作成するグループを決める
mobiconnectは、すべての端末をグループに所属させて管理を行います。
グループには、端末に自動適用される「制限設定(フィーチャーセット)」や「情報取得(監視ポリシー)」、等の各設定が登録できます。
これにより、端末をmobiconnectに登録すると同時に各設定が端末に自動適用され、各設定を手動で適用する必要がなくなります。
部署・支店など、設定や制限内容が異なる単位でグループ分けすることで、運用が容易になります。
自社の運用に合わせ、グループ構成を検討してください。
3.環境設定から端末登録まで(導入の流れ)
mobiconnectに端末を登録し、グループごとに各制限設定・監視設定を自動配信するまでの手順を紹介します。
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