2020年3月30日
ここでは端末内のインストールアプリの確認や、端末登録状況、
または設定の適用漏れがないか一覧で確認できる「端末情報CSVダウンロード」の機能と
端末情報を最新の状態に更新する「端末情報取得」の機能をご紹介いたします。
この記事でわかること
- よく端末情報取得を行う3つの項目(目次1)
- 端末情報取得の手順(目次1)
- 取得した情報を1台ずつ確認する方法(目次2)
- 取得した情報をCSVで一括で確認する方法(目次3)
- 情報を確認するときに抑えておきたい項目(目次4)
※当記事はUIバージョン2(管理画面の見た目)のものを基準にご案内しております。
現在ご利用のUIバージョンの確認・切替手順はこちらをご参照ください。
※機能によっては、OSバージョンなど利用条件があります。リンク先の手順またはマニュアルにてご確認ください。
また、開発の状況により実際の画面・内容と異なる可能性がございます。
マニュアルは管理画面右上の人型のユーザーアイコン「ヘルプ」より
各種マニュアルをダウンロードいただけます。
1.最新の端末情報を反映する方法
「mobiconnect」上の端末情報は端末の登録時と「端末情報取得」の
ジョブ(mobiconnectから端末への遠隔指示)を行なったタイミングで更新されます。
※端末登録時は「端末基本情報取得」のジョブが自動で実行されます。
上記タイミングから時間が経っている場合や、
端末の最新の状態を確認したい場合は「端末情報取得」を行います。
取得した情報の保管期限は1年間です。
1年間情報を取得しなかった場合、各項目の情報が「空白」や「-」の状態となります。
「端末情報取得」で主に取得しておきたい情報
※OSのバージョンやMDM方式により取得可能項目が異なります。
端末基本情報 |
OSのバージョン、電話番号、メモリ、監視モード設定(iOS用項目)などを取得できます。 |
インストール済みアプリ一覧 |
端末にインストールされているアプリの一覧を取得できます。 |
位置情報 |
端末にインストールされているmobiconnectのクライアントアプリ、またはエージェントアプリからPUSH通知で取得します。 iOSの「Apple MDM方式」、Windowsの「Open MDM方式」ではこの機能では位置情報を取得できません。
「Apple MDM方式」の場合「監視対象(監視モード)」であれば「紛失モード」を使用することで位置情報を取得できます。 |
■端末情報取得の手順
(1)「端末制御メニュー」>「端末情報取得」を選択。
(2)情報取得を実行するグループを選択。
※(4)の工程でグループ下位に登録されている端末も表示できます。
(3)取得を実行する項目のタブを選択。
(4)「サブグループの端末も表示」を選択することで
選択グループの下位グループもまとめて選択できるようになります。
(5)情報を取得する端末数が25を超える場合、ここで表示件数を上げておきます。
※最大500件
(6)「端末番号」の左のチェックボックスで1ページ内の表示端末を全て選択できます。
(7)【iOSのみ】必要なオプションを選択。
※iOS端末以外は動作に変化はありません。
※iOSはMDM方式が「Apple MDM」か「Hybrid MDM」であれば
位置情報を除きサイレント(端末側での通知や操作が不要)で情報を取得できます。
(8)「○○○を取得」ボタンを選択。
情報の取得にはOSのバージョンや各MDM方式のほか、下記の条件が必要となります。
- 端末の電源が入っている
- mobiconnectが利用可能なネットワークにつながっている
- 情報取得に必要なMDMプロファイルが削除されていない
※位置情報の取得は上記に加え、端末側の位置情報が有効であり、アプリの位置情報の許可が必要な場合があります。
またiOSの場合は、位置情報取得時に端末側でクライアントアプリを起動(タップ操作)が必要になります。
この端末情報取得のジョブは実行後、成功するまで6日間リトライを行い、
6日経過しても端末の応答がない場合、ジョブが「PUSHタイムアウト」となり失敗します。
情報取得の成否の確認はサイドメニューの「ジョブ管理」より確認できます。
ジョブ管理のステータスなどについては下記をご参照ください。
実行したジョブ(要求)の結果やステータスの確認方法 >>
OSごとに取得できる詳細な項目については下記マニュアルをご参照ください。
<操作マニュアル 操作マニュアル【OS名】編>
「端末基本情報取得における取得可能項目」
2.端末情報の確認方法(個別確認)
ここでは端末情報を1台ずつ確認する方法をご紹介します。
■手順
(1)「端末管理」を選択。
(2)情報取得を実行するグループを選択。
※(3)の工程でグループ下位に登録されている端末も表示できます。
(3)「サブグループの端末も表示」を選択することで
選択グループの下位グループもまとめて検索できるようになります。
(4)端末が多い場合、検索フィルターで確認したい端末の情報を入力し検索。
(5)確認したい端末の赤枠のエリアを選択。
(6)画面右側(画面サイズにより下側に表示)に選択した端末情報が表示されるので「端末詳細」を選択。
赤枠のタブより、確認したい項目を選択。
※抑えておきたい項目は「4.確認時、抑えておきたい項目」をご確認ください。
確認頻度が高いタブの主な項目
基本情報 | 「機種」、「サービスプラン」などを確認できます。 |
端末情報 | 「メモリとファームウェア情報」より「OSバージョン」、「監視モード設定(iOS用項目)」、「未使用内部メモリ容量」のほか、位置情報を取得していれば「位置情報」より確認できます。
緯度、経度情報をクリックすると地図アプリが立ち上がり、おおよその位置(端末側の精度に依存)が確認できます。 |
端末設定状況 | 適用している遠隔設定やフィーチャーセットを確認できます。 |
端末監視状況 | 適用している監視ポリシーを確認できます。 |
端末アプリ状況 | 端末にインストールされているアプリの一覧を確認できます。 |
詳しくは下記マニュアル後ご参照ください。
<操作マニュアル 操作マニュアル【OS名】編>
「取得した端末の情報を確認する」
3.CSVで複数の端末を一度に確認する方法
確認する端末が複数ある場合や、設定漏れなどを一覧で確認したい場合は、CSVでご確認いただけます。
ここではログイン中の管理者がアクセス可能なグループの
全端末情報をダウンロードする方法をご紹介します。
※選択中のグループに関係なく、ログインしているユーザーがアクセス可能な
全ての端末がCSVファイルとして出力されます。
(1)「端末管理」を選択。
(2)上部の「全端末情報CSV出力」を選択。
(3)表示されるダイアログにて「OK」ボタンを選択。
※完了までに時間がかかる場合があります。
※完了すると、ホーム画面に出力中のメッセージが表示されなくなります。
(4)「ホーム」を選択。
(5)上部の「ダウンロード」を選択。
(6)「端末情報CSVファイル」を選択。
(7)ダウンロードを実行した日時のファイルの「ダウンロード」を選択。
CSVはexcelで開けますが、テキストエディタなどの文字列で開けるツールをご利用ください。
(CSVをexcelで開くと、電話番号などの先頭の0が消えてしまうため)
インストール済みアプリ」の情報はCSVの「AA列」
「OSバージョン」や端末の「シリアル番号」、「監視モード設定(iOS用項目)」等は「AF列」の
1セル内に「,」、「:」の区切り文字で格納されています。
参考
excel上で「データ」>「区切り位置」>「区切り記号付き」>「,」と「:※その他で入力」を行い
項目ごとにセルを分けると確認しやすくなります。
CSV出力の流れは下記マニュアルをご参照ください。
<操作マニュアル 操作マニュアル【OS名】編>
「端末情報をCSV出力する」、「CSVファイルを使用して一括更新する」
4.確認時、抑えておきたい項目
ここでは確認の頻度が高い項目を中心にご紹介します。
CSVで確認する場合は、「3.CSVで複数の端末を一度に確認する方法」の
「参考」でご紹介した「データ区分」での区切りや、
最後にいつ取得できたかの取得日時なども合わせてご確認ください。
特に「機種」で確認できる「MDM方式」やiOSの「監視モード設定(iOS用項目)」については
利用機能が大きく変わるため、ご登録状況を把握されていない場合
一度ご確認いただくことを推奨しております。
※Windowsの場合、MDM方式はサービスプランで確認します。
■MDM方式について■
【iOS】のMDM方式や確認方法 >>
端末状態 |
「無効」のままだと端末の管理ができず、ライセンスも使用したままのため、不要な端末が「無効」のまま残っていた場合は、インアクティベーション後、削除しておきます。 【個別確認】「端末詳細」の「基本情報」内 |
機種 |
端末登録時のMDM方式を機種名後ろの()で確認できます。 【個別確認】「端末詳細」の「基本情報」内 |
サービスプラン |
「NO PLAN」の確認や、誤ったプランを割当てていないか確認しておきます。 【個別確認】「端末詳細」の「基本情報」内 |
OSバージョン |
情報取得時の端末のバージョンを確認できます。 【個別確認】「端末詳細」の「端末情報」の「メモリとファームウェア」内 |
監視モード設定(iOS用項目) |
端末が「監視対象(監視モード)」になっているか確認できます。 【個別確認】「端末詳細」の「端末情報」の「メモリとファームウェア」内 |
未使用内部メモリ容量 |
容量が少ないとアプリ配信が失敗する場合があります。 【個別確認】「端末詳細」の「端末情報」の「メモリとファームウェア」内 |
適用済み遠隔設定フィーチャーセット |
適用漏れや、異なる設定を適用していないか確認できます。 【個別確認】「端末詳細」の「遠隔設定状況」内 |
適用中遠隔監視ポリシー |
適用漏れや、異なる設定を適用していないか確認できます。 【個別確認】の「端末詳細」の「遠隔監視状況」内 |
インストール済みアプリ |
ゲームアプリなどをインストールしていないか確認できます。 【個別確認】「端末詳細」の「端末アプリ状況」内 |