2020年6月16日
ここではmobiconnectからのジョブ(端末への要求※命令)の
実行状況を確認できる「ジョブ管理」をご紹介します。
※バージョン2(既存のUI)のものを基準にご案内しております。
※リリースの状況により、実際の画面・内容と異なる可能性がございます。
この記事で紹介する項目
①実行状況を確認する「ジョブ管理」
②ジョブの仕様や成功するまでの全体の流れ
③ジョブが成功しない場合に確認したいこと
①実行状況を確認する「ジョブ管理」
「端末情報取得」や各種設定の適用、アプリ配信、「紛失時対策」など
ジョブが遠隔の端末に適用されたか「ジョブ管理」で確認することができます。
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①-1.全体でジョブの状況を確認する
①-2.特定の端末へのジョブの状況を確認する
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①-1.全体でジョブの状況を確認する
「ジョブ管理」にて該当のジョブを探し、ステータスを確認します。
この画面で「登録日時」や「要求識別」、「詳細」や「端末番号」
「所有者名」などから該当のジョブを探し、下記4の「ステータス」を確認します。
※右上の検索窓から「端末番号」か実行者の「mobiconnectユーザーI D」で検索もできます。
手順:
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1.「ジョブ管理」を選択すると、全端末の要求が表示されます。
デフォルトで全端末の最新100件分の要求が表示されます。
ジョブ管理の画面には、左側のメニューリスト、
または右上のジョブ管理アイコンのどちらからでもアクセスできます。
2.月を指定、または「実行中/予約中」の要求のみを表示可能です。
3.指定の端末の管理要求を確認したい場合は「端末番号」にて検索します。
指定の管理者が登録した管理要求を確認する場合は「ユーザーID」にて検索します。
4.要求のステータスを指定して確認することが可能です。
5.「キャンセル」ボタンが表示されている要求は
クリックすることでキャンセル可能です。
6.表示されている全ての要求をキャンセルする場合は「一括キャンセル」をクリックします。
登録されている全ての要求をキャンセルする場合は「全キャンセル」をクリックします。
7.端末番号を選択すると別タブで端末詳細画面が表示されます。
8.詳細欄には配信されたアプリ名や遠隔設定フィーチャーセット名、
構成プロファイル名が表示されます。
9.ステータスが「端末エラー」となった場合
クリックするとエラーコードや詳細情報が表示されます。
※「端末エラー」はiOSのステータスとなります。
Apple社が発行するエラーコードをそのまま反映しているため
理由などについては「端末番号」と「エラーコード」をお控えの上、
サポートにお問い合わせください。
端末エラーの主な理由例:
・ライセンスが配布されていない端末(ユーザー)にアプリを配信した(VPPアプリ)
・Apple社のサーバーが一時的に混雑していた
・パスコードの変更を禁止している設定の端末に、
ローカルセキュリティポリシーの設定を行なった
・Apple社純正アプリのライセンスと、Apple IDの認証ができていない
①-2.特定の端末へのジョブの状況を確認する
手順:
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1.「端末管理」を選択。
2.ジョブを見たい端末が登録されているグループを選択。
※3の工程でグループ下位に登録されている端末も表示できます。
3.「サブグループの端末も表示」を選択することで
選択グループの下位グループもまとめて検索できるようになります。
4.端末が多い場合、検索フィルターで確認したい端末の情報を入力し検索。
5.確認したい端末の赤枠のエリアを選択。
6.画面右側(画面サイズにより下側に表示)に選択した端末情報が表示されるので「ジョブ管理」を選択。
上記で対象端末だけのジョブを確認できます。
②ジョブの仕様や成功するまでの全体の流れ
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②-1.ジョブの一連の流れ
②-2.タイムアウトについて
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②-1.ジョブの一連の流れ
ジョブとステータスの大まかな流れはOS、MDM方式により下記の2種類となります。
1.OS側のPUSHサーバーを介して通信するもの
※AndroidのDevice Admin、WindowsのAgent方式以外
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2.mobiconnectと端末側のクライアント(アプリ)と直接通信するもの
※AndroidのDevice Admin、WindowsのAgent方式
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②-2.タイムアウトについて
ジョブが何らかの理由で特定のステータスのままだった場合
タイムアウトとなりステータスによりジョブを終了、リトライが行われます。
PUSHタイムアウト:
「PUSH送信中」、「PUSH要求中」、「PUSH送達確認済」のステータスで
登録日時から6日間経過後にPUSHタイムアウトになりジョブが終了します。
※紛失時対策の管理要求については、「リモートロック」、「遠隔初期化」は30日間、
「パスワードリセット」、「紛失モード」は6日間経過後にタイムアウトになります。
セッションタイムアウト:
「実行中」のステータスで、登録日時から30分経過後に
セッションタイムアウトになりジョブが終了します。
要求タイムアウト:
「結果通知待ち」、「端末応答待ち」のステータスの場合、
登録日時から6日間経過後にタイムアウトになりジョブが終了します。
※紛失時対策の管理要求については「リモートロック」、「遠隔初期化」は30日間、
「パスワードリセット」、「紛失モード」は6日間経過後にタイムアウトになります。
※要求タイムアウトは下記2つの条件が重なった場合に発生します。
・ジョブが開始された日時から30分経過している
・セッションタイムアウト前に登録日時から6日間経過
※遠隔監視(監視ポリシー)にて定期的に実行される要求は、
タイムアウトまでの時間が15分となります。
15分経過してタイムアウトした場合は、ステータスが「要求タイムアウト」となります。
③ジョブが成功しない場合に確認したいこと
共通事項:
・電源は入っているか
・インターネットに接続できる状態か
・ポートは開放されているか
(参考)mobiconnectのご利用にあたって開放が必要なネットワーク設定について
iOS/macOS/tvOS
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/115000076742
Android
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/360000113942
Windows
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/360000113681
・プロキシの設定は問題ないか
「待機中」、「予約待機中」、「リトライ待機中」:
・その端末への直前のジョブが完了しているか確認
完了していなければ前のジョブをキャンセルするか完了させる。
「PUSH送信中」:
・ジョブに必要なMDMプロファイルが削除されていないか
※共通事項の理由により、発生しやすくなっています。
「端末応答待ち」、「要求タイムアウト」:
・端末側で画面ロックのパスコードを解除したら成功するか確認
画面ロックのパスワードを解除しないと適用できない設定になっている場合など
「実行中」、「セッションタイムアウト」:
・インターネットが安定しているか確認(途中で回線が弱くなった場合など)
・適用後にネットワークが使えなくなる設定になっていないか確認
(この場合ジョブは成功しているが、成功と同時にネットが切れたため
結果が反映されない状態)
詳しい各ステータスの意味や失敗の原因など下記マニュアルを参照ください。
対象マニュアル:
【OS名】端末向け(UIバージョン2、または3)>操作マニュアル【OS名】編
対象目次:
「ジョブ管理を表示して履歴を確認する」
「管理要求のステータス」
「タイムアウトの詳細と要求が終了するまでの時間について」
以上となります。 引き続きmobiconnectをよろしくお願いいたします。
mobiconnectカスタマーサポート