2020/7/8
ここでは端末を初めてmobiconnectにご登録いただく流れをご紹介します。
※今回はバージョン2(既存のUI)のものを基準にご案内しております。
※リリースの状況により、実際の画面・内容と異なる可能性がございます。
この記事で紹介する項目
①mobiconnectでの初期設定
②アクティベーション(登録)の流れ
③登録された端末の確認方法
①mobiconnectでの初期設定
次に端末を登録する前に、下記を設定します。
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①-1.端末を登録する際に使用する認証情報を設定
①-2.端末を登録する際に適用される「サービスプラン」の設定
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【複数OS・複数サービスプランで端末を登録する場合】
複数のOSや異なるサービスプランの端末を登録する場合、
事前に「サービスプランごと」でグループを作成し、
グループごとでサービスプランを設定することを推奨しております。
※グループ1つ対して自動化できるサービスプランは1つのみのため、
グループが1つだけだと、後ほど手動で「サービスプラン」を変更させる手間が発生します。
そこでOS(ご契約プラン)ごとにグループの作成と初期設定を行い
それぞれのグループに直接端末を登録することで、手動変更の手間を軽減できます。
一度アクティベーションをしてしまえば、手動かCSV一括更新でしか
サービスプランの変更できないため、他のグループに端末を移動していただいても問題ございません。
●グループの作成方法
【ステップ4】(OS共通)動作確認やキッティング効率化、
グループごとの権限設定に便利な「グループ管理」
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/900001843603
参照箇所:「②グループの作成方法」
①-1.端末を登録する際に使用する認証情報を設定
※「3G/LTE接続方式」を採用する場合、この作業は不要です。
mobiconnectは端末をグループ単位で管理する形となります。
アカウント発行時は、アカウント名の親グループ(第一階層)が作成されていますが、
親グループに端末を登録するためには「端末登録用ユーザーID」、
「端末登録用パスワード」、「有効期限日時」を設定する必要があります。
この「端末登録用ユーザーID」、「端末登録用パスワード」は
ログイン時の「ユーザーID」、「パスワード」と異なります。
端末登録時のみの使用のため、わかりやすい内容にしましょう。
「有効期限日時」は、そのグループに新規の端末を登録できる期限となります。
「有効期限日時」以降、端末登録を禁止する運用でない場合は、
かなり先の未来日にしておくことをおすすめします。
※未来日にしてもご契約内容に変わりはございません。
下記をご参考の上、すでにある親グループの認証情報の3項目を設定しましょう。
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/206328882
※参照箇所「③ 端末登録用認証情報の編集」
補足:グループについて
親グループの認証情報の設定が完了すると
親グループの下にサブグループ(第二階層)、
各サブグループの下にさらにサブグループ(第三階層)・・・
と作成できるようになります。※99階層まで
※それぞれのグループで認証情報の設定ができます。
作成したサブグループに直接端末を登録する場合は、認証情報の設定をしておきます。
※上位グループの一部の設定(VPPライセンスや、登録したVPPアプリなど)は
そのまま下位グループに適用されます。
親グループ1つだけの作成でも運用可能ですが、
グループを分けて管理することで、下記のようなメリットがあります。
・グループ単位で利用制限や各種設定を一括で適用(部署、学年、拠点、信用度ごと等)
・対象グループに端末を登録した時点で上記の設定の適用を自動化
・グループごとに権限設定をすることで、拠点ごとで権限を移譲して管理可能
※上位グループ、同列グループの端末を確認できないようにする等
※親グループではなく、サブグループに端末を登録する場合は下記ページをご確認いただき、
先にサブグループを作成しましょう。
【ステップ4】(OS共通)動作確認やキッティング効率化、グループごとの権限設定に便利な「グループ管理」
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/900001843603
参考箇所:「②グループの作成方法」
①-2.端末を登録する際に適用される「サービスプラン」の設定
端末をmobiconnectに登録しても、mobiconnectで
「サービスプラン」を割当てていないと、端末に何もできない状態となります。
「サービスプラン」の割当て自体は、端末1台ごと、CSV一括更新どちらも可能ですが
表題の設定をしておくことにより、そもそも割当の操作自体が不要となります。
下記の「①サービスプラン適用の自動化」を参考に
ご契約したサービスプランを設定してみましょう。
【便利機能紹介1】端末登録後の各種設定の適用を自動化
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/900000283266
※ここでのアクティベーションとは、端末をMDMに登録して
有効化(使用できる状態)とする作業のことを指します。
①が完了したら、今回採用するアクティベーション方法ごとに
mobiconnectに端末を登録しましょう。
※どの管理方式を採用すれば良いか分からない場合は
下記の「管理方式」と「制御方式」についてをご参考ください。
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/900000437146
・①「管理方式」について
・②「制御方式」について
また、対応機種のご確認は下記をご参考ください。
・③「対応機種」について
●各方式ごとのマニュアル・サポートサイト参照項目
対象マニュアル:Android端末向け(UIバージョン2、または3)>操作マニュアル Android端末編
※端末を初期化せずに登録する場合は下記をご確認ください。
「Device Admin(従来版※レガシー)」×「3G/LTE接続方式」
「Device Admin(従来版※レガシー)」×「Wi-Fi接続方式」
・「Device Owner (Android Enterprise)」×「3G/LTE接続方式」
対象目次:「3G/4G接続端末をアクティベーションする(Android Enterprise) 」
・「Device Owner (Android Enterprise)」×「Wi-Fi接続方式」
対象目次:「Wi-Fi接続専用端末をアクティベーションする(Android Enterprise)」
・「Device Owner(Android Enterprise非対応)」
※WORK-MANAGED DEVICEに設定する
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/sections/360000037941
・「Device Admin(従来版※レガシー)」×「3G/LTE接続方式」
対象目次:「3G/4G接続端末をアクティベーションする(従来版)」
・「Device Admin(従来版※レガシー)」」×「Wi-Fi接続方式」
対象目次:「Wi-Fi接続専用端末をアクティベーションする(従来版)」
※「Device Admin(従来版※レガシー)」は初期化せずにアクティベーションが行えますが、
利用機能が最も少なく、Android10以降では使用できなくなります。
※「Device Owner (Android Enterprise)」で登録する場合、
「Google Prayアカウント」か「Googleアカウント」が必要になります。
・Google Prayアカウントの注意点
「Google Playアカウント」に長期間ログインされない場合や、Googleのポリシーに違反した場合に
アカウントが無効、または削除される場合があり、ご利用ができなくなる機能があります。
長期間ログイン対策として、登録したGmailのアカウントへ、定期的なログインを実施していただく必要があります。
・Googleアカウント使用の注意点
Android Enterprise登録を行わない端末では、EMM登録に使ったアカウントを
使用しているAndroid端末は、GmailやカレンダーなどのGoogleアプリが使用できなくなります。
この記事内では以下の方式についてご案内します。
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②-1.「Device Owner (Android Enterprise)」×「3G/LTE」
②-2.「Device Owner (非Android Enterprise)」
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②-1.「Device Owner (Android Enterprise)」×「3G/LTE」
※端末がGoogleアカウントに対応していれば、こちらの「管理方式」がおすすめです。
「制御方式」はアクティベーション時にSIMが用意できる場合、
SIMを挿入してアクティベーションを行う「3G/LTE接続方式」がおすすめです。
※アクティベーション時にSIMの挿入が無い場合は「Wi-Fi接続方式」として認識されます。
※「Android EMM設定」の注意点
最初に「Android EMM設定」にて「Googleアカウント」または
「Google Playアカウント(Gmail用のアカウント)」を設定する必要がありますが、
「Googleアカウント」で「Android EMM設定」を行なったドメインは、
Android Enterpriseの管理下にある端末のみでしか使用できなくなります。
そのため、Android Enterprise登録を行わない端末で「Googleアカウント」を
使用している場合、GmailやカレンダーなどのGoogleアプリが使用できなくなります。
解除は可能ですが、Google社にて反映に24時間程度かかる場合がございます。
「Google Playアカウント(Gmail用のアカウント)」を利用する場合は問題ございませんが、
長期間ログインされない場合にご利用ができなくなる場合が機能がございます。
長期間ログイン無効化対策として、ほとんど使用しない「Google Playアカウント」の場合、
登録したGmailのアカウントへ定期的なログインを実施していただく必要があります。
※「3G/LTE接続方式」は
端末側で画面ロックのパスワードが設定されていない場合に
SIMを抜かれるとロックがかかる(セキュリティロック)機能が使えます。
それ以外に「制御方式」による機能に違いはありません。
また「3G/LTE接続方式」は、事前にmobiconnectの管理画面で
端末を登録しておくため1台ずつ「端末登録用ユーザーID」、
「端末登録用パスワード」を入力する必要がなく、
管理画面の端末登録もCSVで一括で行えるため、
複数台のアクティベーションをする場合、「Wi-Fi接続方式」よりスムーズに行えます。
以下より「Device Owner(Android Enterprise)×「3G/LTE接続方式」にて
登録する場合の準備と流れをご紹介します。
<必要なもの>
・GoogleアカウントまたはGoogle Playアカウント
(Android EMM設定で使用)
・キャリア回線(SIM)の入った端末
<大まかな流れ>
(1)Android EMM設定
対象マニュアル:Android端末向け(UIバージョン2、または3)>操作マニュアル Android端末編
対象目次:「Android EMM設定」
(2)管理画面に端末を登録する
3G/LTE接続方式で登録する場合は、事前に端末に入っている
SIMの電話番号を登録しておく前準備が必要です。
ポイント
この管理画面への端末登録はCSVを使用して一括登録が可能です。
CSVのフォーマットはUIバージョン3でダウンロードすることができます。
UIバージョンの変更方法:
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/900000068726
CSVフォーマットのダウンロード方法(UIバージョン3):
サイドメニュー「端末管理」>右側のスパナアイコン「端末一括登録」>
右上の「サンプルCSVファイル」を選択でダウンロード
CSVフォーマットの説明:
・フォーマットをエクセルで開く際、エクセルのセルの書式を「文字列」にしておきます。
※「電話番号」を入力する際、「文字列」にしないと先頭の0が消えてしまうため
・必須はA〜E列まで、他の列は空白でも大丈夫です。
※「氏名」、「電話番号」、「メールアドレス」あたりは入力しておくと管理しやすくなります。
・「端末番号」は端末の電話番号を入力します。
・「地域」は「JP」、「端末番号種別」は「L」でどちらも半角で入力します。
・「メーカー」は「Sony」など
・「機種」は「Xperia A4 SO-04G (6.0)」など※()はAndroidのバージョン
対象マニュアル:Android端末向け(UIバージョン2、または3)>操作マニュアル Android端末編
対象目次:
「端末一括登録のCSVファイルフォーマットについて」
「複数の端末情報を一括で登録する」
※「メーカー」、「機種」の入力の形式がわからない場合、
下記の1台ずつ登録する手順内で
「メーカー/機種」をタブ選択する際に確認できます。
対象マニュアル:Android端末向け(UIバージョン2、または3)>操作マニュアル Android端末編
対象目次:「管理画面に端末を登録する(3G/LTE) 」
(3)管理画面でアクティベーション要求を登録する(3G/LTE)
端末側の登録作業を待つ(応答待ち)状態とします
対象マニュアル:Android端末向け(UIバージョン2、または3)>操作マニュアル Android端末編
対象目次:「管理画面でアクティベーション要求を登録する(3G/LTE)」
(4)端末側アクティベーションを実行する(3G/LTE)
初期化済みの端末を用意します。(または端末を初期化)
対象マニュアル:Android端末向け(UIバージョン2、または3)>操作マニュアル Android端末編
対象目次:「端末側でアクティベーションを実行する(3G/LTE)」
ここまでが「Device Owner(Android Enterprise)×「3G/LTE」登録の流れとなります。
Wi-Fi接続方式で登録する場合は(2)〜(3)の作業が不要であることと、
(4)で端末登録用の「端末登録用ユーザーID」、「端末登録用パスワード」を
1台ずつ求められることが大きな違いとなります。
「Device Owner(Android Enterprise)×「Wi-Fi接続方式」は下記をご確認ください。
対象マニュアル:Android端末向け(UIバージョン2、または3)>操作マニュアル Android端末編
対象目次:「Wi-Fi接続専用端末をアクティベーションする(Android Enterprise)」
②-2.Device Owner (非Android Enterprise)
端末がGoogleアカウントまたはGoogle Playアカウント
に対応していない場合はこちらとなります。
※「Device Admin(従来版※レガシー)」にしない場合。
ここからはDevice Owner(Android Enterprise非対応)登録の準備と流れになります。
<必要なもの>
・登録する端末とは別にセットアップ用の親機
<大まかな流れ>
(1)クライアント親機で設定する
親機に「MobiOwnerStartアプリを」インストールして起動します
(2)端末側で「設定」「登録」
登録する端末側で設定します(初期化する必要があります)
詳細な手順については下記をご確認ください。
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/sections/360000037941
登録作業が完了したら、意図した方式で登録されているか確認してみましょう。
Android端末は以下の見分け方があります。
<確認方法>
(1)UI バージョン共通:mobiconnect管理画面の「端末管理」を表示
(2)UI バージョン2:確認したい端末を選択
(2)UI バージョン3:確認したい端末をチェック
(3)UI バージョン2:「端末詳細」を選択
(3)UI バージョン3:「詳細」を選択
登録した「管理方式」や「制御方式」は「メーカー機種名」で見分けらます。
(Xperia 1 SO-03LのAndroid 9を登録した場合の例となります)
・Xperia 1 SO-03L (9.0) “DeviceOwner”
→ 管理方式「Device Owner(Android Enterprise)」制御方式「3G/LTE」
・Xperia 1 SO-03L (9.0) “Wifi DeviceOwner”
→ 管理方式「Device Owner(Android Enterprise)」制御方式「Wi-Fi」
・Xperia 1 SO-03L (9.0) “ManagedDevice”
→管理方式「Device Owner(非Android Enterprise)」制御方式「3G/LTE」
・Xperia 1 SO-03L (9.0) “Wifi ManagedDevice”
→管理方式「Device Owner(非Android Enterprise)」制御方式「Wi-Fi」
複数の端末を一気に確認する場合は、下記の該当項目をご確認ください。
https://inventit.zendesk.com/hc/ja/articles/900000436763
・③CSVで複数の端末を一度に確認する方法
今回のご案内は以上となります。引き続きmobiconnectをよろしくお願いいたします。
mobiconnectカスタマーサポート