mobiconnectは段階的に新しいUI（ユーザーインターフェース）バージョン3に移行しています。
2021年9月20日にリリースのmobiconnect31.7では、VPPアプリに関連する機能が変更されます。
ここでは、変更対象機能・注意事項・新機能・未対応の機能についてご案内いたします。
1. 変更対象機能ついて
2.【重要】注意事項
3. 新機能について
1. 変更対象機能ついて
iOS/iPadOS端末向けの以下の機能が変更されます。
- mobiApps＞VPPアプリとブック
- mobiApps＞Per-App VPN
- mobiApps＞Single Appモード設定
2.【重要】注意事項
UIバージョン2とUIバージョン3ではデータ設計が異なるため、以下のVPPトークンをUIバージョン3で利用するには、VPPトークンを移行する必要があります。
- UIバージョン2で登録されたVPPトークン
- 2021年9月20日のサーバーメンテナンス以前にUIバージョン3で登録されたVPPトークン
「VPPトークンの移行」を実行するまで、UIバージョン3でVPPアプリに関連する操作を行うことができません。
以下のリンクより、VPPトークン移行に関する注意事項・手順をご確認ください。
VPPトークンの移行に関する注意事項・手順 ＞＞
UIバージョン3へのVPPトークンの移行時のトラブル・移行後のUIバージョン別の動作 ＞＞
3. 新機能について
VPPアプリとブックの登録の自動化
VPPトークンを登録後、VPPトークンに紐づくアプリとブックが自動的に管理画面に登録されるようになります。これにより、別途アプリやブックの登録操作が不要となります。
VPPトークン登録後は、同期操作を実行することでVPPトークンに紐づくアプリとブックの情報を再取得します。
複数のアプリの一括配信
端末やグループを選択してアプリを配信する際に、複数のアプリを配信することが可能となります。
ライセンス割り当ての自動化
アプリ配信画面でライセンスの自動割り当てが設定できるようになります。これにより事前にライセンスを割り当てる操作が不要となります。また、従来のライセンス自動割当機能とは異なり、事前に自動ライセンス割当画面でのVPPトークンの登録操作も不要となります。
※端末のシリアル番号へのライセンス割当のみとなります。
※グループ設定のアプリの自動配信機能を利用する場合は、従来のライセンス自動割当機能の設定が必要になります。
ライセンス回収の自動化
アプリ配信画面でライセンスの自動割り当てを選択して配信した場合、以下の契機でライセンスが自動回収されます。
※従来の「ライセンス自動割当機能」で配信されたアプリは、ライセンスの自動回収の対象にはなりません。
※遠隔初期化では、自動回収は行われません。
※端末本体側でアプリを削除しても自動回収は行われません。
- アプリを遠隔でアンインストールした場合（mobiconnect管理画面＞mobiAppsからアプリのアンインストールを行った場合）
- アプリをインストールした端末にインアクティベーションが行われた場合
- インストールしたアプリが紐づくVPPトークンが削除された場合
- VPPトークンのライセンスの共有を解除した場合(共有先のVPPトークンのライセンスが自動回収される)
ライセンスの共有
登録したVPPトークンを下位グループに共有することが可能となります。これにより、下位グループへのVPPトークンの登録は不要となります。
VPPユーザーと管理対象Apple IDの関連付け
管理画面に管理対象Apple IDを登録することでVPPユーザーに関連付けられます。
アプリ・ブック配信の専用画面
「VPPアプリとブック」画面には、アプリ・ブック配信に関する機能のみを集約し、ライセンス管理に関する操作は他の画面で行う仕様になります。これにより、アプリ・ブック配信のみを行う管理者にとって操作が分かり易いものになります。
VPPトークンの失効通知
VPPトークンの有効期限が失効する前に、管理画面に警告が表示されるようになります。
また、設定したメールアドレス宛に失効日時の警告通知を送信することも可能になります。
Managed App Configuration設定のインポート・エクスポート機能
作成済みのManaged App Configuration設定をエクスポートし、他のアプリにインポートすることが可能になります。