1. iOS・macOS設定で設定できる項目
2. iOS・macOS設定の作成
3. iOS・macOS設定の適用
4. 端末タグを使って端末毎に異なった「端末表示名」に変更する
1. iOS・macOS設定で設定できる項目
iOS・macOS設定では、下記項⽬について設定ができます。各項⽬の詳細は下記の通りとなります。
入力項目 | 説明 | 入力規則 | 必須 |
---|---|---|---|
設定データ名 | 設定データの名称を入力します。 | 全角半角30文字以内 | ○ |
備考 | 本設定の備考欄を任意で自由入力できます。 | 全角半角80文字以内 | |
インターネット共有設定 | インターネット共有設定の有効、無効を設定します。 | 「有効」 「無効」 「設定しない」 から選択 |
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音声通話ローミング設定 | 海外での音声通話ローミングの有効、無効を設定します。 ※キャリアにより反映されない場合があります |
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データローミング設定 | 海外でのデータローミングの有効、無効を設定します。 ※機種により反映されない場合があります |
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端末名称(監視対象のみ) ※端末タグ指定可 |
端末側「設定」>「一般」>「情報」に表示される「名前」を設定できます。 本機能を使用する場合は、端末がApple Configuratorにて監視対象に設定されている必要があります。 |
「設定しない」 「設定する」 から選択 「設定する」を選択した場合は、端末に反映させたい名前または端末タグのキーを入力 |
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Bluetooth設定 | Bluetoothの有効、無効を設定します。 ※iOS11.3/iPadOS13.1以降のデバイスのみ設定できます |
「有効」 「無効」 「設定しない」 から選択 |
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パスコードロックの猶予期間(共有iPadのみ) | パスコードロックがかかるまでの期間を設定します。 ※iOS9.3.2/iPadOS13.1以降の共有iPadのみ設定できます |
「ー」 「即時」 「1分後」 「5分後」 「15分後」 「1時間後」 「4時間後」 から選択 「ー」を選択した場合は、設定を有効にしない |
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診断と使用状況のレポート(共有iPadのみ) | 診断と使用状況のレポートの有効、無効を設定します。 ※iOS9.3.2/iPadOS13.1以降の共有iPadのみ設定できます |
「有効」 「無効」 「設定しない」 から選択 |
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App解析(共有iPadのみ) | App解析の有効、無効を設定します。 ※iOS9.3.2/iPadOS13.1以降の共有iPadのみ設定できます |
「有効」 「無効」 「設定しない」 から選択 |
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OSバージョン管理 | 端末の「設定」に表示される「ソフトウェア・アップデート」のメジャーバージョンが選択できます。 ※iOS/iPadOS14.5以降のデバイスのみ設定できます たとえば、iOS/iPadOS14.5の端末に「最新バージョンと1つ前のバージョン両方を設定」を適用した場合、iOS/iPadOS14.xの最新版とiOS15.xの最新バージョンを表示できます。 |
「設定しない」 「最新バージョンを設定」 「1つ前のバージョンを設定」 「最新バージョンと1つ前のバージョン両方を設定」 から選択 |
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ゲストアカウントのみログインを許可する(共有iPadのみ) | 共有iPadをゲストアカウントのみ許可する設定 ※iPadOS14.5以降の共有iPadのみ設定できます |
「有効」 「無効」 「設定しない」 から選択 |
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1ユーザ当たりの割り当てサイズ(共有iPadのみ) | 共有iPad1ユーザーあたりの割り当てサイズの設定できます。 ※iPadOS13.4以降の共有iPadのみ設定できます ※1ユーザ当たりの割り当てサイズ” / “共有iPadユーザ数”は排他関係があり、同時設定をした場合に”1ユーザ当たりの割り当てサイズ”が適用され、”共有iPadユーザ数”の設定はされません。 ※共有iPadに既存ユーザがいる場合は設定することができないため、設定をする場合にはキャッシュユーザの削除をする必要があります。 ※”ゲストアカウントのみログインを許可する”の項目を有効にした場合には、この設定は適用できません。 |
ストレージ容量から26GB(システム用とApp・メディア用)を除いた容量未満の値を設定してください。超える値を設定した場合、共有iPadのサインインに失敗します。 | |
ユーザ数の設定(共有iPadのみ) | 共有iPadの利用可能ユーザ数の設定 ※iPadOS13.4以降の共有iPadのみ設定できます ※”1ユーザ当たりの割り当てサイズ” / “共有iPadユーザ数”は排他関係があり、同時設定をした場合に”1ユーザ当たりの割り当てサイズ”が適用され、”共有iPadユーザ数”の設定はされません。 ※共有iPadに既存ユーザがいる場合は設定することができないため、設定をする場合にはキャッシュユーザの削除をする必要があります。 ※”ゲストアカウントのみログインを許可する”の項目を有効にした場合には、この設定は適用できません。 |
半角数字 | |
ゲストアカウントの自動ログアウト時間(30秒〜)(共有iPadのみ) | 共有iPadのゲストアカウント自動ログアウト時間を設定できます。 ※iPadOS14.5以降の共有iPadのみ設定できます |
30秒以上で設定してください。 0秒を指定することにより設定解除できます。 |
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ユーザーアカウントの自動ログアウト時間(30秒〜)(共有iPadのみ) | 共有iPadのユーザアカウント自動ログアウト時間を設定できます。0秒を指定することにより設定解除できます。 ※iPadOS14.5以降の共有iPadのみ設定できます ※”ゲストアカウントのみログインを許可する”の項目を有効にした場合には、この設定は適用できません。 |
30秒以上で設定してください。 0秒を指定することにより設定解除できます。 |
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時間帯の設定(監視対象のみ) | 端末の時間帯を設定します。 ※iOS/iPadOS14以降、tvOS14.0以降のデバイスのみ設定できます |
「設定しない」 「日本/東京」 から選択 |
【補足事項】「端末名称」 について |
・端末名称を指定した設定を端末に適⽤した場合、端末側の名称が指定の値に変更されますが、端末情報の”端末 表⽰名”は、端末基本情報取得を実⾏して情報を取得するまで変更されません。 また、端末情報の”所有者名”は、端末側の端末名称を参照して⾃動で変更されることはないため、変更がある 場合は、管理者によって⼿動で更新する必要があります。 |
【補足事項】「端末名称」の変更について |
・端末名称を変更しようとしている端末に適⽤されている「デバイス利⽤制限」の「デバイス名の変更を許可(監視対象のみ)」が「許可しない」の設定の場合、iOS/iPadOSのバージョンにより動作が異なります。 iOS13より前:デバイス名の変更が出来ない。 あらかじめ、「デバイス名の変更を許可(監視対象のみ)」を「許可する」に変更してから、 デバイス名を変更する必要があります。 iOS13/iPadOS13.1以降:デバイス名の変更が出来る。 |
【補⾜事項】Bluetoothの設定について |
デバイス利⽤制限やプロファイルでBluetoothの変更が制限されている場合は、Bluetoothの設定は反映されません。反映させるには、制限を解除してから実⾏する必要があります。 |
2. iOS・macOS設定の作成
iOS・macOS設定は、他の遠隔設定と異なり、フィーチャーセットではなく、その設定のみを単体で適⽤しま す。 そのため、iOS・macOS設定を遠隔設定フィーチャーセットに含めることはできません。
- サイドナビの「遠隔設定メニュー」>「iOS・macOS設定管理」を選択します。
- iOS・macOS設定を作成したいグループを選択します。
- 「新規登録」ボタンをクリックします。
- 設定内容を選択および⼊⼒します。
- 「登録」ボタンをクリックします。
- 元の画⾯に戻り、設定の作成完了メッセージが表⽰されます。
3. iOS・macOS設定の適用
iOS・macOS設定は、他の遠隔設定と異なり、フィーチャーセットではなく、その設定のみを、下記⼿順で適⽤ します。
- サイドナビの「遠隔設定メニュー」>「iOS・macOS設定管理遠隔設定」を選択します。
- iOS・macOS設定を適⽤したい端末が登録されているグループを選択します。
- iOS・macOS設定を適⽤したい端末にチェックを付けます。
- 適⽤したいiOS・macOS設定データのラジオボタンを選択します。 ※右側には選択した端末または設定データの詳細が表⽰されます。
- 予約⽇時を指定する場合は、カレンダーボタンをクリックして⽇時を選択します。
- 「iOS・macOS設定の要求確認」ボタンをクリックします。
- 実⾏内容を確認します。
- 「実⾏」ボタンをクリックします。
- 元の画⾯に戻り、iOS・macOS設定適⽤要求の登録完了メッセージが表⽰されます。
4. 端末タグを使って端末毎に異なった「端末表示名」に変更する
②「端末表示名」の端末タグのキーを含む「iOS・macOS設定」を作成し、端末に適用する
①「端末表示名」の端末タグを端末情報に設定する
- 端末情報のCSVファイルをダウンロードする
【iOS端末向けの操作マニュアル】
「 5.2. 端末情報をCSV出力する」
※「全端末」のCSV出力、「全項目の出力」で出力したCSVをご利用ください。任意の項目のみ出力したCSVはフォーマットが異なるため利用できません。 - CSVファイルに端末タグ情報を入力する
【iOS端末向けの操作マニュアル】
「5.3.1.1.端末⼀括更新のCSVファイルフォーマットについて」
・端末詳細情報のCSVファイルのV列以降を削除。
・V列以降に端末タグ情報を追加。1行目ヘッダー 「端末タグ情報(端末表示名)」など 2行目以降 「iPadName=モビ太郎」など - CSVファイルで一括更新
【iOS端末向けの操作マニュアル】
「5.3.1.複数の端末情報を⼀括で更新する」
②「端末表示名」の端末タグのキーを含む「iOS・macOS設定」を作成し、端末に適用する
- iOS・macOS設定の「端末表示名」に、端末タグ("[]"(半角)で囲った”key”)を設定し、iOS・macOS設定の作成 する。
上記例の場合:「端末表示名」に「[iPadName]」を設定。 - 作成した iOS・macOS設定の適用 する。
③最新の「端末表示名」情報を取得する
①②の手順で端末側の「名前」は変更されますが、mobiconnect管理画面上の「端末表示名」は自動更新されません。
端末基本情報取得を行い、端末の最新情報を取得してください。
端末基本情報取得が成功すると、mobiconnect管理画面上にも最新の「端末表示名」が反映されます。
【iOS端末向けの操作マニュアル】
「9.1. 情報取得の実行手順」
「9.3.1. 端末基本情報取得」