最終更新日:2018/1/19
【Work-Managed Deviceとは?】
Work-Managed Device(旧Device Owner Mode)とは、Work-Managed Deviceという端末に特別な権限を持たせることで、今までのデバイス管理では設定不可であった様々な制限や設定が可能になるAndroid5.0の端末から追加された新しい機能になります。
Work-Managed Deviceモードを”有効”にした端末に設定するには、専用のインストーラーを使用して端末をキッティングすることで設定することが可能です。なお、専用のインストーラーを使用するには、Work-Managed Device端末とは別にセットアップ設定専用の端末(親機)が別途必要です。
また、キッティング時は端末が初期化後の画面(ようこそ画面)である必要がございます。下記のセットアップ方法を参照して任意の方法で設定をセットアップを実行してください。
Work-Managed Device端末に対し、MobiConnectで設定できる機能は、下記の通りです。
■「セーフモード」の制限
■「ファイル転送」機能の制限
■「USBデバック」モードの制限
■強制位置情報の取得
■アプリのブラックリスト、ホワイトリストによる制御
※Work-Managed Device端末を使用するにあたり、NFC機能に対応したAndroidOS6.0以上の端末が別途必要です。 また、機能を”有効”に設定する場合は、Work-Managed Device端末が初期化後の状態(ようこそ画面)である必要がございます。
■「セーフモード」の制限
Android端末には、セーフモードという設定がございます。セーフモードは端末にインストールしたアプリが原因で不具合が発生した際にセーフモードを”有効”にするとプリインストールされているアプリ以外のアプリの動作を停止する事ができる機能です。
端末でのセーフモードを”無効”に設定することをMobiConnectから可能になります。
■「ファイル転送」機能の制限
セキュリティの強化として、Android端末のファイル転送を制限する下記の機能が可能になります。
・MTPモードの制限
USB接続時にて、接続方法のダイアログからファイル転送モードを制限することが可能です。
・SDカードの制限
端末のSDカードへのマウント機能を制限することが可能です。
■「USBデバックモード」の制限
Work-ManagedDeviceモードで設定することで、「USBデバックモード」の制限を実行することが可能です。
■強制位置情報の取得
今までの位置情報の取得では、実行する場合の必須に条件として、端末側のGPS機能を”有効”にしておく必要がございました。
Work-Managed Device端末では、位置情報取得時にGPS機能が”無効”の場合、強制的にGPS機能を”有効”にして、位置情報の取得を実行する事ができます。
■アプリのブラックリスト、ホワイトリストによる制御
Android端末へのアプリ制限では、制限したい該当のアプリは、アプリの使用のみ制限され、端末上に表示されたままでした。
Work-Managed Device端末では、今までできなかったアプリの表示も非表示にする事ができるようになります。
また、プリインストールされるアプリについても、制限可能となり、より細やかな管理が実現できます。
ご不明な点や、スタートアップガイドについてご不明な箇所がございましたら、
MobiConnectカスタマーサポートまでご連絡ください。